一般的なヨガと陰ヨガは、その目的と実践方法において大きく異なります。以下は、両者の違いについて、生徒さんから聞いた体験談や、私たちの考え方を交えて説明します。
一般的なヨガ
一般的なヨガは、フィットネスクラブなどで広く提供されています。このタイプのヨガは、運動やフィットネスの一環として行われるため、「運動」「若さ」「女性」といったイメージが強いです。
インストラクターの質
ヨガインストラクターの資格は、短期間のトレーニングで取得できることもあり、その教える質には大きなばらつきがあります。
経験豊富なインストラクターは、生徒一人一人のニーズに合わせてアドバイスを行うことができますが、未熟なインストラクターのクラスでは、生徒が無理をして怪我をするリスクが高まります。
集団レッスンの課題
一般的なヨガのクラスでは多くの生徒が同じポーズを行います。しかし、生徒の体の柔軟性や経験値には個人差があるため、無理なポーズで痛めたり怪我をすることもあります。
ホットヨガについて思うこと
特にホットヨガのような高温度の中で汗をかくタイプのヨガは、体力が衰えている人や高齢者には適さない場合があります。
陰ヨガや、中医学の観点から考えると「暑い状態」にして、ヨガをすることは、「気を発散させ過ぎてしまい、逆効果」と思われます。
ヨガ発祥の地インドでは、ヨガは朝夕の涼しい時間に行うことが多いようです。暑い時間帯に汗だくになってヨガを行うことはほとんどありません。
陰ヨガでは自然界の気の流れと調和していくことを重視するため「寒い冬に汗をかいて、気を発散する」というのは、気を多く失うことに繋がりあまり良いアプローチではないと考えています。
陰ヨガ
「医療としてのヨガ」のアプローチ
ラクシュミで提供される陰ヨガは、より「医療としてのヨガ」に近いアプローチで行います。
陰陽五行説から紐解き、深層筋を開き、経絡から五臓六腑にアプローチしていくことを目的として、シークエンスを組んでいきます。
無理のない実践
陰ヨガでは、無理に難しいポーズをせず、初心者、体力がない人、療養中の人でもできるようなポーズを選びます。
このアプローチは、自律神経に働きかけ、リラクゼーション効果が高く、継続することで体力が回復する効果が期待できます。
対象者の多様性
陰ヨガは、体が弱い人、体力がない人、体が硬い人、元気がない人に特に適しています。一方で、パワフルなヨガの実践者やスポーツのアスリートも心の安定と痛めた体を癒すために陰ヨガに注目し始めています。
まとめ
一般的なヨガは、フィットネスや運動の一環として普及していますが、インストラクターの質にばらつきがあり、時には無理なポーズでの怪我のリスクが伴います。
一方、陰ヨガは、中医学ベースの医療としてのアプローチを取り、体の状態にあった無理のないポーズを選ぶことに重点を置いています。
陰ヨガは、リラックスとホールド時間「継続時間」を大切にし、多様な人々に向けて提供されています。このように、一般的なヨガと陰ヨガは、その目的、アプローチ、参加者において大きな違いがあります。
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