ヒーリングでは体には意識があると考えます。ものとして扱ったら体は言うことを全く聞いてくれません。
例えば、体の中で一番動きずらい場所として骨があげられます。骨は硬いのでテコでも動かないと考えます。
しかし、ヒーリングでは骨ほど素直な場所はないと言います。それは骨にも意識があり、意識あるものとして扱うことにより嘘のように動いてくれるからです。
もちろん内臓も動きます。それぞれの内臓に話しかければいいのです。そして本来の「あるべき位置あるべき機能」に戻るように話しかけるだけです。
初めてヒーリングを体験された時に一番驚かれる点です。
例えば胃下垂で困っている場合、胃の意識に働きかけ「正しい位置正しい機能」に戻るように話しかけます。
するとスルスルといとも簡単に動き出し、消化が始まります。
医療は治そうとします。ヒーリングは治そうとしません。ただ、体の知性に対して話しかけるだけです。そして、病気になった原因について一緒に考えます。そのストレスについて、その方の人生の大変さについて共に考えます。
カウンセリングもしません。正しい考えを示すこともしません。ただ、共に苦しみを味わいその方の人生に寄り添っていくだけです。
やがてご本人が答えを見つけます。そして病が癒やされるのです。完全に。
人には他人を治す事はできません。
奇跡ではありません。人間は自分の捉え方により病気にもなるし、幸せな人生を歩むこともできると言うことです。
そのことに気づいた時、ヒーリングは決して特別な能力や、気がたくさん出せるから治せると言うものではないと言うことがわかります。
2500年前お釈迦様はヒーリングをしながら仏教を広めて行ったと言われています。ほとんどの聖者がヒーリングを必ずされています。
そして人生は自分の考え方捉え方一つで、天国にもなるし地獄にもなると言うことを伝えていました。
このテクニックが現代まで残されてきたと言うことが奇跡なんだと思います。