白隠の丹田呼吸法

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白隠の丹田呼吸法「夜船閑話」の健康法に学ぶ  

出版社:春秋社

丹田呼吸法 初級にご参加いただきましたみなさま、ありがとうございます。

出かけてきました。 出張丹田呼吸法に。

某病院の理事長様が丹田呼吸法を楽しみにされているとのことで行ってまいりました。

お話によると、

「至知」という月刊誌のなかに第九十三回禅語に学ぶ「気海丹田」という題で白隠禅師のことが書かれており、早朝の勉強会で調和道の丹田呼吸を練習しています。白隠の丹田呼吸法を練習しても今一良く解りません。と言うことで、丹田呼吸法についてのお話と実修をお伝えさせていただきました。

書籍、白隠の丹田呼吸法 「夜船閑話」の健康法に学ぶは、調和道協会二代目会長をされていました。村木弘昌先生が執筆されたものです。

医学の立場から、イメージをともなう「丹田呼吸法」の極意を明かす。とされた良書であります。

「夜船閑話」には、白隠禅師が激しい修行で禅病に苦しまれ、白幽仙人から丹田呼吸法を伝授され禅病を克服されたとあります。この症状は現代でいうところの強いストレスによるものかと思われます。

このストレスで生じる症状を克服していくには、丹田呼吸法で横隔膜を動かし、さらに太陽神経叢を刺激することで交感神経と副交感神経のバランスを整えていくことが肝要かとおもわれます。

白隠禅師は、この丹田呼吸法を続けられた結果、「臍下瓠然(さいかこぜん)として未(いま)だ篠打(しのう)ちせざる鞠(まり)の如(ごと)けん」とあるようにみぞおち下が深く括(くび)れて、しかもきりっと緊(しま)った腹だったそうです。この「ひさご腹丹田呼吸法」の研究と実践に九十年の生涯をかけられたのが、調和道の開祖藤田霊斎師です。

この研究と実践から事故のないようにいかに安全に実修を行えるかのエビデンスがあるのが調和道の丹田呼吸法と言えると思います。

つづく

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