夫婦は仇縁

boy in gray knit hat

さまざまな夫婦関係があると思いますが、そのほとんどが仇縁のことが多いようです。

以前ヒーリングに永く来られていた親子さんのお話です。

彼女は結婚してまもなく離婚して精神的に病んでしまい、部屋に閉じこもってはしくしく泣いていたようです。

ある時知り合いのご紹介でヒーリングに来られました。かなり体調も悪く深刻な状態でしたのでできるだけ続けて来てもらえるようにお話ししました。

車に乗るのも難しい状態でしたが良くなりたい一心で懸命に運転して通ってくれました。そのうちお母さんも一緒にヒーリングに来られるようになりました。

問題はお父さんとお母さんの夫婦仲が極端に悪いことだったのです。いわゆる仇縁のご夫婦で彼女の目の前で度々大喧嘩をして来たようでした。

彼女はお父さんが大嫌いでいつもお母さんの味方だったので、家の中でお父さんはいつも嫌われ者だったわけです。しかし、いざ結婚しようとするとどうしてもお父さんの嫌な面を沢山持った男性にしか出会えないのです。

何度かヒーリングに通っているうちにお薬がなくても良く眠れるようになり落ち着いた頃にSKコースを受けるように誘いました。

受けてはみたものの辛すぎて泣いてばかりで話をまともに聞けない状態なのです。つまり嫌なことがあるとパニックを起こして周りを納得させ逃げて来たのです。その癖がすぐにわかったので何度も諭しましたが全く受け入れられないのです。

その結果、また違う人と出会い結婚したのです。私は一目でまた繰り返すと直感したので慌てないように話しましたが、彼女は子供が欲しかったのです。

子供時代のトラウマを癒やされないまま大人になるとほとんどの場合親と同じような人生を歩むことになります。

つまりお父さんと似たような人を自分が引き寄せてしまうのです。

子供がなかなかできませんでしたが、ヒーリングを続けるうちに赤ちゃんがやって来てくれたのです。

喜んだのも束の間、何度も流産しかけては入退院を繰り返すことになりました。それでお腹の赤ちゃんに聞いてみました。

「うまれたいの?お父さんとお母さんの所に来たいんだね?」

すると子供は必ず私に返事をくれるので必ず大丈夫だと思っていました。そして赤ちゃんに「お母さんのお腹にしっかりしがみついているんだよ」と何度も話したのです。

ヒーリングは遠隔でもかなりサポートできるので入院中は何度も遠隔ヒーリングでお手伝いをして、退院できたら直接ヒーリングをすることを繰り返していくうちに7ヶ月経って安定して来たのです。

病院の看護師さんは驚いたそうです。絶対流産するだろうと思っていたようでした。

こんな思いをしてまで生まれて来た女の子ですから役割があります。親を成長させると言う重大な役割があるのです。今彼女はまたまた離婚しようとして仕事を頑張っているようです。

人生は人間関係です。その根っこにはお父さんとお母さんとの関係があるのです。大人になってもそこが癒やされない限り同じことを繰り返すしかないのです。

それを解放するためにSKコースを作りました。これがやがて人類を解放する大きな力になればと願っています。

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