手放すということ

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インドに行っていた時、Oさんという方がコーディネートしてくださいました。

彼は、その聖者夫妻の日本での初のお弟子さんでした。

永いことインドへと通われ、インドの直弟子たちと共に様々な修行をされた方でした。

ホーマ  (護摩業)やマントラチャンティングや各セミナーなどを学ばれ、日本でも大活躍されていたので、私たちは彼に広島に来ていただいて様々なセミナーを開催してもらったりと、お世話をさせていただいた時のお話です。

インドで学ばれた知識があまりに素晴らしいので、その資料を分けて欲しいと、無理なお願いをした時のことです。

彼は、何の躊躇もなく「もちろんいいですよ」と快諾してくださり、たくさんの資料を私たちに分けてくださいました。

あまりの気前の良さに私は聞いたことがあります。

「どうしてこんなに良くしてくださるのですか?」彼はにっこり笑いながらこう答えたのです。

「自分の持っているものは知識でも何でも全て人にあげることができます。人にあげたからと言って自分が空っぽになるわけではないのです。人にあげればあげるほど、プレゼンスは自分にもっとたくさんの知識やプレゼントをくれるのがわかっているからです」

そう答えられたのです。その通りだと思いました。

今私は、こうしてブログにたくさん書いたり、自分たちが得てきた知識を、全てみんなに移そうと思っているのです。

そうすればするほど、溢れるほどにたくさんの知識やプレゼントがやってくるのです。

ケチっていて良いことは何もないということです。手放せば手放すほど、どんどん新たに天から与えられるのです。

それを天寿と言うのかもしれません。

1件のコメント

  1. 「空の手で…」
    わたしの守護聖人の好んだ言葉を思い出しました。
    ありがとうございます。
    ところで!ブログはどんどんだしてくださいね。とめませ〜ん(笑)。有り難く、頂戴しております。

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