以前ヒーリングに来られていた方のお話です。
彼女は最初、先生のヒーリングに来られました。先生から「彼女はるいちゃんと同じことで苦しんでいるからヒーリングしてあげてね」と言われたので、うちのヒーリングにお誘いしました。
彼女はとても綺麗な人で、どこに悩みがあるのかなという感じでした。
しかし話を聞いてみたらとても苦しんでいたのです。彼女は分裂症、今でいう統合失調症でした。
何度かヒーリングに来てくれていろいろお話をしてくれました。
しかしなかなか癒されず思いあぐねていたところ、みんなでヒーリングする機会があったので彼女を誘ったのです。
久しぶりに会った彼女は少し悪化したように見えました。なかなか外に出て気分転換することもできず、家の中で籠っていたようでした。
他のヒーラーが彼女を担当するというので、私は他の方をヒーリングしていた時のことです。
彼女がいきなり自動書記を始めたのです。驚いてヒーリングの手が止まりました。
担当のヒーラーが「やめなさい」と言ったところ、彼女は自動書記で「お前に何がわかるんだ。引っ込んでろ。わかったふりするな」と男性が出てくるのです。そしてまた弱い彼女に戻っていくのです。初めてみました。
彼女は自動書記で続けました。
「るいさん。この子は苦しんでるんだよ。助けてやってくれよ」と言ってさめざめと泣くのです。
私の勘では亡くなったお父さんではないかなと思いました。
統合失調症の人が自動書記を始めたときは口を挟んではいけない。ますます続けてしまうから。と先生に言われていたので控えましたが、お父さんですか?と聞きたかったのです。
お父さんが未だ光の世界に帰れず彼女に頼っているように見えました。
私たちは決して一人で生きているのではなく、ご先祖様の人生も同時に生きていると言えるのです。
ご先祖様が光の世界にいれば子孫の私たちを強烈にサポートしてくれますが、未だ光の世界に帰れていないとなれば、かなり足を引っ張ってしまうのです。
子孫の私たちにできるのは、一人でも多くのご先祖さまが光に帰れるよう祈ることしかないのかもしれません。