私たちがインドの聖者夫妻の元へと行くきっかけとなったお話です。
日本のコーディネーターが聖者夫妻について書かれた本があり、たまたまその本を読んだのです。
その本には幾つもの不思議な体験について書かれていたのですが、その中でも忘れられない体験談がありました。
ある信者が電車に乗っていた時のお話です。
ご存知のようにインドの電車は非常識にも、定員は全く無視で無理やりねじ込んでも乗ってしまいます。
なぜなら、いつ電車が来るかわからないのでどうにかして乗るしかないという有様です。
その男性は、押しに押されて電車の連結部分に跨いで乗る羽目になってしまったのです。嫌な予感がしたそうです。
電車が動き出した途端、その連結部分が離れ始めたのです。身動きできない彼は万事休すです。プレゼンスに祈るしかありません。
しかしどんどん電車は離れて行き、彼は真ん中から体が引き裂かれるのを感じました。ものすごい激痛が走りました。
彼は心の中でプレゼンスを呼び、助けを求めたのです。
その時、いきなり電車が連結し始めたのです。ありえないことが起こったのです。しかも、引き裂かれたはずの彼の体も元に戻っていたのです。
つまり時間が逆戻りしたのです。その体験談を読んだ時、インドに行くしかないと思いました。
私たちが持っている概念はただの思い込みだと言えます。その概念から解放されるために、私たちは今世で修行をしているようなものなのかもしれません。
感動して、即、行動する。
わたしは、そんな篤志さんとるい子さんのひらかれたこころにも感銘を受けます。