バガヴァットギータの中にスワダルマという言葉が出てきます。直訳すると「私がするべき仕事」という意味です。
つまり「天職」と言うことになります。
SKコースの中で、スワダルマに出会うことが重要だとお話しします。なぜなら、自身のスワダルマの中で生きることで自己実現が早くなると言われているからです。
以前、ヒーリングに来られた方が「好きなことを仕事にしている人は全体の1%しかいない。あとはお金のために働いている。だから自分も嫌いな仕事を家族を養うためにやるしかないと思う」とため息をついていました。
本当にそうなんでしょうか?皆さんはどう考えられていますか?
私は、すべての人が自分のスワダルマに出会えると思っています。そうでないと生まれてきた意味がないからです。
昔、ヒーリングの先生に言われたことがあります。
当時はヨガやヒーリングは趣味の範囲でした。本気で仕事にしようと思っていなかったのです。
ある時、あまりに体調が悪いのでヒーリングを受けたところ先生は、「背骨が今までないくらいにずれている。中心がずれていると言う合図です。これは本来やるべき仕事ができていないからだ。あなたの仕事はヨガとヒーリングでしょう?」と言われたのです。
そのころは、お金のために派遣社員で図面をCADで書くと言う仕事に就いていました。当時はお給料が良かったのです。
でも、一度も満たされたことはなく辛い思いを抱えていました。
先生のその一言でハッとしたのです。そして「それもそうですよね。もう一度しっかり考えてみます」と答えました。
それから自分なりにヨガとヒーリングをもう一度学び直してみました。とても興味深く楽しいのです。やはりこれしかないんだなと思い始めました。
その時に今のパートナーに出会ったのです。
神や精霊は、自分の人生を懸命に生きている人が大好きなんだそうです。そう言う人には強烈にサポートをしてくれるのです。
私の願いは、一緒にスワダルマを生きてくれる人、仕事のパートナーが欲しいと言うものだったのです。
普通の結婚生活に憧れたことはなく、天命を生きることしか考えていなかったのです。そして同じような生き方を望んでいるパートナーに出会ったのです。
人生は導かれています。それはスワダルマを懸命に生きている時にだけ実感できるのかもしれません。