3年前にヒーリングに来られたHさんの体験談です。
当時Hさんは自律神経バランスが悪く、少しのストレスでも一気に血圧が200まで上がったりしていたようでした。
夜中に突然興奮状態になり、目が覚めて心臓がドキドキしてパニックになり、ご主人を起こし落ち着くまで一緒に散歩したりと大変な状態で来られました。
お話を聞いて行くうちに、更年期にホルモンの変化から自律神経バランスが悪くなり、その状態を薬で無理やり抑えて仕事を続けていたということでした。
そのうち、大量の薬に体が耐えられなくなり、薬をやめてどうにか自力で自律神経を整えたいと、お友達のご紹介で来られたわけです。
週に1度のヒーリングではなかなか落ち着かず、週に2回ヒーリングに来られる時期もありました。
その後、自力でも自律神経を整えられるようになりたいということで、丹田呼吸法をお薦めして少しづづ練習を始めたところ、自律神経が落ち着いてくるのがわかるようになったようです。
ゆっくりのペースでできるだけ毎日続けてもらいました。
そして、次第に少々のストレスがあっても血圧が上がらなくなり、ご自分で丹田呼吸法や陰ヨガを気持ちよく続けて行くうちに体力も付き、気がついたら永年患っていた甲状腺の病気も、お医者様から「もう薬をやめてみましょう」と言われるまでに回復していました。
これは特別なお話ではなく、誰でも本来は自分で治せる力があるのにそれをすっかり忘れているということです。
急に体調が悪くなると誰でもネガティブになり、不安に襲われて、どうしていいのかお先真っ暗になってしまいますが、体を癒していく鍵は呼吸にあるんです。
インドのヨガドクターは、
「アーサナをたくさん練習しても病気は癒やされないが、呼吸法をたくさん練習すると、必ず病気が癒やされるからアーサナだけにこだわるのはやめなさい。アーサナは自分に必要なポーズを毎日3~4ポーズ続けるだけで、必ず体は癒される。その時に大事なポイントは呼吸です。」
とよく言われていました。
呼吸法が苦手だった私に戒めのように言われたと思っていましたが、実際それが真実だったわけです。
奇跡が起きるかどうかは呼吸次第ということなんですね。
また、今後も丹田呼吸法についてブログを書いて行きたいと思います。