陰ヨガと伝統的なヨガのミックスアプローチ

woman practicing yoga

私が元々学んだのは「インド伝統ヨガ」でした。インドの先生(ヨガドクター)はインドでも異端児でした。なぜならヨガは本来瞑想を通じて悟りを開いていくための修行だったからです。

ヨガドクターは悟りや瞑想よりまず健康であることを最も重要視していたようでした。なぜなら健康でないと心がざわつき、イライラしやすくなり、落ち着いて座ることさえできないからです。

禅では心で体を制することを目指して座るようですが、心で体を制することは絶対無理だと思うのです。まず体が楽であること、深い呼吸ができること、心が静寂であることによりはじめて落ち着いて座れるようになると思います。

「陰ヨガ」はひとつのアーサナを3分間から5分間静止して行います。外筋を緩めることにより内筋(深層筋)が開き気血水の巡りが起こります。それにより細胞が活性化され、自然に改善していくのです。

ヨガ哲学を教えてくださったもう一人の先生は、ヨガは究極のリラックスであり、ヨガは芸術でないといけない。アーサナをしている人を見て深い癒しや、心の静寂を感じさせるようなアーサナができないと本物ではない。ヨガを教えるときに何も語る必要はない。あなたの生き方が生徒の人生に大きく影響を与えるだろう。と教えてくださいました。

「陰ヨガ」に初めて出会ったときに、インドで学んだヨガにとても近く、同じ角度からアプローチできると思いすぐにスタジオでのレッスンを「陰ヨガ」に切り替えました。

それから少しずつ「インド伝統ヨガ」と「陰ヨガ」の良さを最大限に活かせるようにシークエンスを考えるようになりました。その結果今まで不可能だった癒しが起こるようになりさらに確信を深めつつあります。

しかし、「陰ヨガ」には呼吸法のプラクティスがないので、以前から学んでいた調和道の「丹田呼吸法」を組み合わせてさらに効果を上げることができるようになりました。「陰ヨガ」と「丹田呼吸法」の組み合わせのアプローチについてはまたブログ等でご紹介いたします。

インドの先生から、アーサナだけでは病気を癒すことはできないが、呼吸法だけで全ての病気を癒す可能性があると言われ、ヨガの呼吸法を色々学びました。しかし、ヨガの呼吸法は私には難しく、なかなかリラックスして呼吸が深まる体験がなく悩んでいました。

それで出会ったのが調和道の「丹田呼吸法」でした。「丹田呼吸法」については詳しく書いていますので覗いてみてくださいね。

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