いわみの妙好人

monk meditating

日本には昔から妙好人と呼ばれる人がたくさん出現しました。仏教の最高神である阿弥陀様と完全に繋がり、見るもの聞くもの全てが阿弥陀様になっていきます。

島根県いわみ地区は妙好人がたくさん出現する場所として有名です。おそらく厳しい自然環境の中で農業を営み、並々ならぬ苦労をしてきたからだと考えられます。

最も有名なのが温泉津温泉の近くの温泉津の佐市です。下駄職人でしたが妙好人となり紙や手拭い、下駄にまでも阿弥陀様に熱烈なラブレターを書いていました。

全てが阿弥陀様なので仕事や田んぼや畑をしながら常に阿弥陀様と繋がっていたそうです。

次に有名なのが有福の善太郎です。善太郎は子供の頃に母親が亡くなり醜い容姿のコンプレックスもありかなり荒くれ者でした。毛虫の悪太郎と呼ばれていたそうです。

可愛い娘4人恵まれましたが次々亡くなりさらに荒れ狂っていたそうです。

近所のお寺の住職が見るに見かねてお寺に来て念仏するように諭しました。最初は抵抗していましたが、念仏をしていくと心が変わっていき素直になる自分に気づいたそうです。

やがて念仏がにと自身で称するようになり、常にぶつぶつと南無阿弥陀仏を唱え阿弥陀様を求めていきました。やがて行が進んで別人に生まれ変わったそうです。

お寺での不思議なエピソードがあります。

お寺で念仏中に感極まってそばの柱にしがみつきおいおい永遠に泣き続けたそうです。そのお寺ではその柱が今でも大切に残されています。

同じいわみ地区の妙好人と文通していたので、一度会って食事でもということでお店であったそうです。

しかし、妙好人が2人出会ってもまともに話にならず、いかに阿弥陀様が素晴らしか、こんなに醜い自分を大事にしてくださるかと言い合い、永遠に泣き続け話にならずお店の人が大変困ったそうです。

妙好人の会食なんて一度同席してみたいですよね(笑)

人間は本来神と一体になるようにプログラムされています。それを阻んでいるには子供の頃からの思い込み(概念)です。

SKコースではその概念から解放されるべくアプローチをかけていきます。

SKコースについてはまたブログを書きます。

1件のコメント

  1. このブログ大好き!こんなふうに(いい意味で)シンプルに生きられたら、なんて素晴らしいんだろう!複雑なことはぜ〜んぶ脇において、妙好人のようにたったひとつの大切なことに専心したいな〜、微笑み、涙し…しっかりとこの生をいきながら。

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