先天の氣を守るために

woman practicing yoga

只今陰ヨガのティーチャートレーニング絶賛開催中です。去年ベーシックからスタートして、皆さん順調に卒業できました。

しかし経絡コースへ進むにつれて頭が混乱してくるのです(笑)

おそらく陰陽の概念と五行説がなかなか頭に入らないことと、中医学の基本的な概念に慣れるまでがなかなか大変だからだと思います。

私も最初は苦労しましたが、何度かトレーニングを受けるうちに自然と頭に入ってきました。

五行説の中で最も重要なのは腎(膀胱も含む)だと言われています。何故なら腎は氣の故郷と言われ、大切な先天の氣が宿っているからです。

先天の氣とは受胎の時のお父さんお母さんの陰陽の氣のことで、お腹にいる時に両親から氣を十分に受け取れれば先天の氣が強い状態で産まれることができます。

そういう状態で産まれた赤ちゃんは、順調にすくすくと病氣をほとんどせず元氣に成長できます。

しかし受胎の時や妊娠中、親にストレスやトラブルがあると胎児は親から氣を十分に受け取ることができないため、先天の氣が弱い赤ちゃんになってしまいます。

産まれてからも成長の過程で病氣がちだったり、体力に自信のない子供になってしまうのです。

つまり、親が子供を授かるまで氣をしっかりと養い、気の高い状態で受胎することが大切になってくるのです。

そして、子供の時に周りの大人が大きな声で喧嘩したり、子供を脅かしたりすると腎が弱い子になってしまうので注意が必要です。何気ない親の言葉や態度、怒鳴り声などで腎が傷つき致命傷になることもあるのです。

それくらいの事でそこまで腎に影響があるのかと言われますが、実際親が目の前で喧嘩している子供をヒーリングすると腎に強烈な反応があるのです。子供はまだ脳が十分に成長していないため、深刻な問題として捉えてしまうのです。

先天の氣が弱い子は第一天癸 (男の子8歳女の子7歳) まで先天の氣を失わないように大切に育てる必要があります。

先天の氣を失うと即生命の危機となり、過労死などは先天の氣が尽きてしまった状態です。

第二天癸 (男の子16歳女の子14歳) まで育つことができたら、陰陽の氣が融合し体が無事成長を遂げたことになります。そこからは自分で氣を養うことができるようになるのです。

先天の氣が弱い状態で産まれたと自覚がある方は、常に後天の氣を養い先天の氣を守る必要があります。

日常的に氣の高い食べ物と呼吸法で、腎に氣を養うことができるのです。

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