SKコースの中で宿題がたくさん出ますが、その中でも一番難しいのが早寝早起きではないかと思います。
一人暮らしだったら可能かもしれませんが、家族がいたり特に小さな子供がいると、思うようにならないことが多いのではないでしょうか？
しかし、本当に不可能なのでしょうか？私は可能ではないかと思います。
一度早寝早起きを体験すると、こんなに体が喜んで楽になることだったら毎日続けたいと思うはずです。
それほど早寝早起きをすると素晴らしい体験が始まるのです。
河野十全さんは素晴らしい方で、私の印象はまるで中国の仙人のようだと思いました。
とても有名な実業家で、さまざまな健康グッズを考案されたり、色々な健康法をたくさんの人に伝えられていました。
そしてその利益を無駄使いせず、質素な暮らしの中で投資に注ぎ込みその結果、国会議事堂の隣に十全ビルを建てられたそうです。
そこで、いかにシンプルに人間らしく生きるかということをたくさんの方に伝えられていたそうです。
河野十全さんの持論では、何も特別なことをする必要はなく、当たり前のことを当たり前に、人間らしく清く生きよというものだったようです。
必要なだけ食べ、良い水をたくさん飲み、昼間は体を使って懸命に働き、余計なことは考えず懸命に生きる、その中で最も大切なことは早寝早起きすることでした。
朝起きがけの時に真呼吸と半意識で心と体を整えることで1日をスタートすることが大事なのです。それを寝禅と名付けられました。
それにより1日を気持ちよくスッキリと始めることができます。そして最後まで集中して良い仕事ができるそうです。
朝起きがけの5分～10分の間が半意識の時間帯で、その時に自然界からメッセージが来ると言われています。
確かに私の体験でも、朝起きがけの朦朧としている時に寝禅をしているとメッセージが度々降りてくるのです。
覚えてると過信してメモをしないでいるとすっかり記憶から消えてしまうので、できるだけすぐに書き留めるようにしています。
それは丹田呼吸法をしている時にも度々起こります。おそらく脳波が特別な状態になっているのかもしれません。
こんな簡単なことで本当に人生が変わるのでしょうか？人類が悟れるのでしょうか？
確かにインドの聖者カルキバガヴァンはこう言っています。
「人間は18歳で悟れるように本来は作られているはずなのに、何か宇宙的エラーにより18歳になっても悟れなくなってしまった。」
宇宙的エラーとはなんでしょうか？いまだに答えは見つからないけれど、河野十全さんが残してくれた寝禅をしながらゆっくりと考えてみたいと思います。
