ヒーリング講座を開催するたびに、確信を深めることがあります。
それは身口意とはヒーリングの時に使う呼吸法や気功だけではなく、生き方そのものだということです。
約1200年前に真言密教の開祖、弘法大使空海は『身・口・意』を最も大切な教えとし、人間が生きたまま高い境地に至るための『三密修行』として体系化されました。
身(しん)身体で行う行為
口(く)発する言葉
意(い)想い、想念、思考
一如(いちにょ)一つであること
これがバラバラであることにより心身の不一致が強いストレスになったり、不調和な状態により精神的に病んだり病気が発生したりしやすくなると考えられます。
ヒーリングでは身口意を呼吸法や外気功として使用しますが、身口意を施せば施すほどヒーラー自身の氣が高まります。
身口意がパワフルであるということは即ヒーリング効果に影響を与えると同時に、ヒーラー自身に大きな変革が起こってきます。
つまりヒーリングとは受ける方はもちろん、ヒーラーが成長するために欠かせないテクニックだということになります。
昔、お知り合いの鍼灸師の先生がヒーリングを受けに来られたことがあります。
その先生は鍼灸以外にもたくさんのテクニックや療法を学ばれ、大人気の治療家だったのです。
しかし、その先生が体調を崩され、ヒーリングの癒しを求めて来られたのです。
何度かヒーリングを受けられた後、言われた一言がとても印象に残り忘れることができませんでした。
『私は色々なテクニックを学び、自身の施術の中で取り入れてきましたが、結局誰も癒すことができないし、何もわからなかった。
あなたは余計なことをせずこのヒーリングのシンプルな道を真っ直ぐに進んでください。このヒーリングには全てがあります。』と言われたのです。
その時はその言葉の意味の深さがわからず、なんとなく聞き流してしまいましたが、実際にヒーリングをお伝えすることが増えた今、この言葉が心に深く響いてくるのです。

